ヴィブラフォンと言えばミルト・ジャクソンやゲイリー・バートンを思い浮かべる方が多いかと思いますが、前回のズート・シムズのアルバム紹介の際に少し触れたヴィクター・フェルドマンの数少ないリーダー作品で57年の録音です。
このアルバムは音質も良く、暗くなってからじっくりと聴くのもいいですが明るい時間帯にも(朝からでも)ヒーリング系のBGMとして楽しめます。
ピアノ・トリオを従えるだけでなくトラックによってハロルド・ランド(テナーサックス)、フランク・ロソリーノ(トロンボーン)が加わって彩りも豊かです。 他のメンバーはカール・パーキンス(ピアノ)、リロイ・ヴィネガー(ベース)、スタン・リービー(ドラムス)となかなかの豪華な布陣です。
フェルドマンはロンドン出身で、ピアノやその他の楽器も最上級のテクニックでこなして大物のスタジオ・ミュージシャンとして高い評価を受けました。
もし彼のパフォーマンスを耳にしたことがない方には一度聴いていただきたいと思います。
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(CD)