DUSKO GOYKOVICH / EUROPEAN DREAM

ユーゴスラヴィア出身のトランぺッター、ダスコ・ゴイコビッチ(発音しにくいと思います)のリーダー作が今回のおススメになります。

彼のアルバムにはいいものが多くて当店で流すとお客さんの反応が最も強い一人だと思います。

今回も迷いに迷ったうえ、ジャンニ・バッソ(テナーサックス、イタリア出身)が参加してトラックによってはフロント二管で一層豪華になることがこの作品を選んだ決め手になったとご理解ください。

 

98年の録音で二人はともに67歳でしたが円熟味や風格といったものが漂って、こういうものが演奏に説得力を増しています。

例えば "Angel Eyes", "If I Should Lose You" といったスタンダード曲においても、独特な哀愁を伴った旋律の美しいスローバラードとなって、得難い雰囲気がこの作品の核になっています。

 

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(CD)