BILL PERKINS / JUST FRIENDS

 

ビル・パーキンスはリッチー・カミューカと並んで1950年代のウエスト・コースト・ジャズ・シーンを代表するテナー・サックス・プレーヤーです。

ウエスト・コースト‣ジャズには、大雑把な言い方をすれば、ニューヨークを中心としたイースト・コーストの穴倉で聴くような音楽とは対照的な解放感があります。そしてハングリーなところがなくて気品のある格好良さがあると言えるでしょうか。

パーキンスの作品にも推薦したいものがたくさんあるのですが、1956年の若き日に残したのが本作で前述のカミューカとさらにアート・ペッパー(アルト・サックス)も参加していて軽快でリラックスした中にもテンションの高さを感じさせるプレイは聴いていて爽快この上ないものになっています。

 

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( LP /CD)