For George, Cole and Duke  /  Harry Allen and Friends

 

私が7年くらい前から通っている大阪日本橋の USED CD ショップ 「レコードワン」の若き店主中村氏が最近薦めてくれた作品が今回のおススメで、テナーサックスの現役プレーヤーとして最も売れている一人と言えるハリー・アレンの2014年のアルバムです。

彼の名前、作品をご存じの方は多いと思いますが、数多い彼の国内(日本)企画の作品に比べて本作では生き生きとサックスをブローしています。さらにニキ・パロットがベースだけでなくヴォーカリストとしても数曲気を吐いています。国内企画の作品を否定するつもりはありませんが、アレンもパロットもここでは別人のように楽しげにプレイしています。"In A Mellow Tone", "How Long Has This Been Going On?", "Mood Indigo" など耳を傾けているとウキウキとしてきていい時間を過ごせたという気持ちになります。

タイトルのGeorgeはガーシュイン、Coleはポーター、Dukeはもちろんエリントンを表しています。

こういうアルバムに出会う度に中村氏に感謝したくなります。みなさんにもぜひ聴いてもらいたい一枚です。 

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(CD)